知人が購入した住宅の道路のアスファルトが壊れているけど・・
役所に聞いたら修理してくれないみたい!? なんで?
共有持ち分の私道だから、所有者で修理することになるみたい
分譲会社が一部を持っていたけど倒産したらどうなるの・・
これから先に道路が壊れたらどのように修理すればいいの?
水道やガスの配管が埋設してあるみたいだけど、修理の工事をするときは大変みたい・・
今回は、私道についてのお話しです
私道のアスファルト舗装やコンクリート、側溝が壊れたら?
よくある話ですが、住宅地分譲地や建売の多棟現場では「位置指定道路」の私道に接道する物件が多々あります
長年の使用や経年変化で接道のアスファルトが陥没、もしくはヒビ等発生した場合に修理する必要が出てきます
他棟現場では水道工事やガス工事などが埋設されていて、それを修理する場合にはどのような流れでどのようなことが必要になるのか? どのような段取りで修理をすることになるのかをご説明いたします
道路の種類はいくつかありますので、基本的な種類を解説いたします
今回は42条1項5号の「道路位置指定」の道路について、この道路を修理する方法についてです
道路法42条1項5号「位置指定」を受けた「位置指定道路」幅員4メートル以上の私道のこと
他に、現況は道路形状にはなっているが、「位置指定道路」になっていない私道とでは大きな意味の違いが有ります
道路の種類の解説
不動産用語としては、通路・道・道路・経路(径路)・水路・線路・航路と言うように使い分けをし、道については、公道・私道、という言い方をします
管理者による分類
【建築基準法の道路】
法律で定められています
○建築基準法第42条
このような道路の種類があります
尚、【建築基準法の道路】の別途詳細については、別記事にて解説いたします
甲区欄に共有持ち分の名前と住所が記載されておりますので、その私道の所有者が何人いて、どこに住んでいるのかが分かります
もしも地番が分からなければ、先に「公図」という図面を法務局で取得し確認することで私道の地番が分かります
基本的には接道している住宅にお住まいの場合が多いのが通例です 登記に記載の方々と修繕についてお話をすることになります
工事費用を所有者皆さんで負担する考え方が一般的です
はじめに確認する事は、皆様それぞれどのように考えているか?意見を把握する必要があります
人と人との考え方も違いがあるので、お互いの共有者の考え方の歩調が合うかを確認することが必要です
もしも売却したい場合は、道路がしっかりした状態であれば売却も住宅の街区として良いイメージでスムーズに進むことをもあります
しかし、道路が壊れていて修理が必要な場合では見栄えが悪く、良いイメージは湧きません
「みんなで共有の資産なので、修理に対してどのように思いますか?」と、共有者全員にアンケートを実施して、どのような考え方があるのかを知ることができれば、今後の修理に向けて進め方の計画を立てることが出来ます
その際に、この件についての代表者を決めることも検討しましょう
位置指定道路にはガス管や水道管が埋設されている場合もあります
水道管による破裂が起きてしまった場合には水道工事業者が修理することになりますが、実はこの工事をする際に必要になる取り交わしが有ります
ガス工事業者や水道工事業者などもこの書面がなければ私道の補修工事を進める事はリスクを背負うことになりますので、その修理は施工してくれません
お話しする方々は基本的には近所にお住まいの方々ですので、このようなことで意見の違いからお互いの人間関係が崩れるようなことがあると今後の将来にとって良いことはありません
早々に専門業者である方に現況を見てアドバイスをいただき、修理費の見積り金額の算出することでこの先の方向性や進み具合も変わってきます
参考になるデータが揃ったら一度共有者全員で集合して意見の取り交わしをすること 参加できない場合には修理の関する委任状をいただくことも必要です
マンションの場合「区分所有法」という法律があります
マンションについての保存・利用・改良・建替え等の決議数をもとに、それぞれの事柄の方向性を決めていくことについての指標になるのですが・・
このように、お住まいの土地の接道要件を満たした道路の種類により対応が変わってきますので、もしこれから物件購入の場合は事前にこのような知識を知ることで、判断が出来ることになります
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